SPYD(SPDR Portfolio S&P 500 High Dividend ETF)は、S&P500構成銘柄の中でも高配当利回りの上位80銘柄に分散投資するETFです。
「高配当」と「広範な分散」の両方を兼ね備え、特に配当利回りを重視する投資家に人気のある銘柄です。
📈2021年以降のパフォーマンスはどうだった?
2021年から保有している立場として、SPYDの動きを簡単に振り返ります。
年間トータルリターン(概算)
💼 セクター構成の特徴と変化
SPYDは「均等加重型」で、時価総額の大小に関係なく80銘柄に均等配分されます。そのため、構成セクターにも特徴があります。
📊 2025年時点の主なセクター比率
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不動産:23.6%
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公益事業:18.5%
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生活必需品:15.4%
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金融:14.4%
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エネルギー:7.1%
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ヘルスケア:6.4%
このように、REITや公益などディフェンシブセクターが中心となっているのがSPYDの大きな特徴です。
📊 配当履歴(2021〜2024)
2021年以降の年間配当総額は以下の通りです。
年度 | 年間配当額(USD) | 増減率 |
---|---|---|
2021 | 1.5493 | – |
2022 | 1.9834 | +28% |
2023 | 1.8277 | -7.9% |
2024 | 1.8637 | +2.0% |
配当金は四半期ごとに支払われており、金額はやや上下はあるものの、高水準で安定しています。増配を期待するより、「高配当を淡々と受け取る」スタイルが合うETFです。
🏦配当利回りが魅力!でも注意点も
✅良い点
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配当利回りは約4.5〜5.5%(時期による)
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四半期ごとに安定した配当
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バリュー株・エネルギー・金融などの比率が高い
⚠注意点
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セクター分散がやや偏る(公益・金融・不動産が多い)
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景気後退局面では株価が大きく下がることも
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配当成長はあまり期待できない(毎年一定ではない)
👨👩👧👦2021年からの保有実感
実際に2021年から保有してきた感想としては:
🧭まとめ:SPYDはこんな人におすすめ
一方で、株価の上昇や長期的な配当成長を重視する人には向かない面もあるので、VYMやVIGなど他のETFと組み合わせるとバランスが取れます。
私は配当も好きなので、ポートフォリオに加えています。
米国株配当は米国での課税がされてしまいますが、マイナンバーカードを使えば簡単に「外国税額控除」を年末調整で申請することができます。
免責事項
本記事は情報提供のみを目的としており、特定の銘柄や投資商品の売買を推奨するものではありません。投資には元本割れのリスクがあり、最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。