資産1000万を超えてからの“日常感覚”と心構え
資産が1,000万円〜2,000万〜と増えていくと気づくことがあります。
「あれ?今日だけで2〜30万円以上増減してるな…」
これは投資を始めたころには想像もつかない感覚です。
数千円の値動きに一喜一憂していた頃が、まるで懐かしい日々のよう。
でもこの感覚に慣れるには、ちょっとした“訓練”が必要です。
毎日の値動きを「今日の運勢」くらいに受け流す
大きな資産になればなるほど、価格変動額も大きくなるのは当然。
でもそれに毎日心を揺さぶられていては、長期投資なんてやってられません。
だからこそ、日々の資産変動は 「今日の運勢」くらいの軽さ で受け流すことが大切だと感じています。
「お、今日は大吉(+12万)か」
「まあ今日は凶(−8万)だけど、また来週がある」
そんな風に淡々と構えられるようになるには、土台の安心感が必要です。
心の余裕を生む「生活防衛資金」の重要性
それが、現金で持つ生活防衛資金です。
生活費の半年〜1年分を手元にキャッシュで確保しておく。
そして毎月の手取りから、最初に投資分を差し引いて生活する。
この仕組みができていれば、値動きに対するストレスもぐっと減ります。
投資で増やすお金と、毎日を守るお金は別。
特に子育てをしていたりすると、心の安定が違います。
この線引きが、長期投資を継続するための心の支えになります。
増えてきた“隠れ資産家”たち
ここ数年、株式市場やつみたて環境の整備で、
投資歴5〜10年の一般の人が、気づけば1,000万、2,000万と資産を増やしているケースが増えています。
でも、そういう人たちって表にはあまり出てこないんですよね。
SNSやYouTubeで目立つのは、
「株で3億!」とか「テンバガーの見つけ方」みたいな話が中心。
地味にコツコツ積み上げた人たちは、意外と静かに暮らしている。
そして、そういう人たちほど「長く続ける大切さ」をよく知っていると感じます。
積み上げた資産は「守る」も大事
資産が増えてくると、「どうやってもっと増やすか」に意識が向きがちですが、
それと同じくらい「どう守るか」も大切です。
投資で得た資産は、最終的に自分や家族の安心の土台になるもの。
だから、生活防衛資金の維持と、資産の長期保有というシンプルなスタンスを忘れずに。
日々の変動に振り回されず、どっしり構えて、これからも積み上げていきましょう。
免責事項
本記事は情報提供のみを目的としており、特定の銘柄や投資商品の売買を推奨するものではありません。投資には元本割れのリスクがあり、最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。